子どもの発達には、自然とのふれあいがとても大切です。
しかし、脳や心が柔軟な子どもは、いつもの「おうち時間」からでもたくさんの刺激を受けています。
そこで今回は、おうち時間でもできるカラー&アロマの心理的効果を利用した『脳と心をはぐくむ子ども部屋作り』のコツをご紹介します。
\おしゃれな子供部屋におすすめ/
もくじ
感性豊かな子どもを育てるために!【五感】を鍛える大切さ
視覚(見る)・聴覚(聴く)・嗅覚(嗅ぐ)・味覚(味わう)・触覚(皮膚で感じる)の5つからなる【五感】は、人が生まれながらにして持っている感覚です。
この【五感】を発達させることで、
・斬新なアイデアなどの発想力
・豊かな表現力と語彙能力
・さまざまな角度から新しいものを受け入れる力
・危険から身を守る危機回避能力
など、子どもの脳を活性化し、感性豊かな心を育てます。
【五感】の発達に最適な方法は、山や海など多くの自然と触れ合うことです。
とはいえ、脳や心の柔らかな成長段階の子どもは、いつもの「おうち時間」からも多くの刺激を受け、日々成長をしています。
ご家庭で過ごす時間の中でも、より効果的に【五感】を鍛えるために、少しだけ【五感】を意識した暮らしをプラスしてみませんか。
子どもの成長に役立つ アロマとインテリアカラーの取り入れ方
香りを楽しむアロマは、お子さんの【嗅覚】を刺激し、インテリアの色は【視覚】の発達を促します。普段の暮らしに上手に取り入れて、お子さんの成長に役立てましょう。
アロマの香りで【嗅覚】を鍛える!香りを学ぶ『香育』とは
自然との触れ合いが少なくなってきた子ども達に、自然の香りを楽しむ感覚【嗅覚】を養ってもらう体験学習を『香育』と言います。
いつもの公園に行く途中に見かける花や木々の香りを嗅ぐことも『香育』のひとつ。
お家時間で『香育』を取り入れるなら、アロマはいかがでしょうか。
自然由来の香りを使ったアロマは、香りを楽しむためだけではなく、心身のトラブルを癒し緩和してくれる作用もあり、病院や高齢施設などでは『アロマテラピー』として取り入れられている施術です。
お子さんの成長過程でおこるトラブルや悩みに効果が期待できる、おすすめのアロマ精油をご紹介します。
【乳児・幼児期】
幼児期のお子さんを持つ親の悩みで多いのが、何をするにも駄々をこねる『魔のイヤイヤ期』、何度も起こされる『夜中の睡眠問題』です。
●イヤイヤ期・・・イライラを鎮め、精神的な不安をやわらげるラベンダーやオレンジ・スイート
●夜中の睡眠問題・・・気持ちの高揚を抑える安眠効果があるカモミール・ローマン。心を落ち着かせるカモミールティーは、子どもの寝付きをよくするお茶として人気があります。
※自然由来のアロマですが、肌への刺激や効き目が強いハーブなどもあります。お子さんが2歳までは、香りを空気中に拡散するアロマディフューザーなどを利用し、濃度を抑えて使用しましょう。
【小学生】
勉強や友達関係での悩みも多く、知らず知らずのうちにストレスをため込んでしまいがちです。
家に帰ってきたらモヤモヤした気持ちをリフレッシュして、気分明るく過ごしてもらいましょう。
柑橘系のさわやかな香りのレモンやマンダリンは、気持ちを明るくしやる気をアップさせます。
頭の中をスッキリさせるティーツリーは、優れた抗菌作用もあり集団生活で風邪をひきやすい小学生におすすめです。
【中高生】
思春期が始まる中学から高校卒業までの6年間は、心身の成長が激しく、心と身体のバランスも不安定な時期です。
この時期に多い悩みが、受験などの勉強とお肌の悩み。他人からどう見られているのか、外見がとても気になるお年頃ですね。
お肌のトラブルにおすすめのアロマは、さわやかな柑橘系のグレープフルーツやオレンジ・スイート、甘い香りがするベルガモットです。
ニキビなどの吹き出物を予防し、お肌を整え老廃物を排出する効果が期待できます。
スッキリした気持ちで集中力アップ【勉強部屋におすすめのアロマ】
なかなかやる気が出ないときは、お部屋の空気を一掃し、気分をリフレッシュしましょう。
柑橘系のグレープフルーツやレモン、樹木の葉や幹からなるティーツリーやペパーミントがおすすめです。眠気を飛ばし、集中力アップにも効果があります。
リラックス効果のあるラベンダーを一緒に使うと、より集中して勉強に取り組めるでしょう。
インテリアカラーで【視覚】を鍛える!成長にあわせた子ども部屋作りのコツ
成長スピードの速い子どもに合わせて、何度も模様替えが必要になるのが子ども部屋です。
子ども部屋は、成長過程にあわせて手軽に雰囲気を変えたいもの。
家具やインテリアを購入するときは、無駄なく、できるだけ長く愛用できるものを選びたいものですね。
模様替えの度に捨てる・処分するのではなく、成長に合わせて少しずつ必要なものを足していきましょう。粗大ごみの削減にもなり、自然環境に優しい暮らしができます。
家具をあまり新調せずにお部屋のイメージを大きく変えたいときは、簡単DIYで床の模様替えができる『クッションフロア』を使った床の模様替えがおすすめ。
大きな面をしめる床を変えるだけで、お部屋全体のイメージをガラッと変えられます。
ラグリエの「デザインフロアマット」は、女性でも扱いやすい90cm幅に加工されたクッションフロアです。
防水加工がされており、床を傷つけにくく、ズレや滑り予防の滑り止めシートもついているので、走り回る小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心です。
使い勝手に合わせたサイズ展開とおしゃれなデザインを豊富に取りそろえていますよ。
\デザイン豊富!貼り付け簡単!/
幼児期は色彩感覚を刺激するインテリアカラーを!好きがあふれる楽しいお部屋
1歳から6歳くらいまでの幼児期は、なんにでも興味を示す好奇心旺盛な時期。お家の中でも走り回ったり、飛び回ったりと目が離せませんね。
この幼児期は、もっとも【五感】の発達が著しい、大切な時期でもあります。
【五感】を刺激しながらも、思わぬケガの予防対策や将来を見据えたお部屋作りが大切です。
元気が出るカラフルなインテリア
幼児期の小さなお子さんのお部屋には、明るい色使いのインテリアや家具を利用して、お子さんの【視覚】を刺激しましょう。
カラフルな絵本を家具や壁に立てかけて、見せる収納をするだけでもお部屋がパッと明るくなります。
カラーがあたえる心理的効果
森林を感じさせる緑や海の青、ラベンダー色は、お子さんの情緒を安定させ、安心感を与える色です。大きな面積をしめるカーペットや壁紙、カーテンに取り入れてみましょう。
消極的で内向的なお子さんには、暖かいイメージがあるオレンジや黄色のインテリアを。希望を与える柑橘系の色は、新陳代謝を良くし、食欲もアップさせます。
長く使える家具選び
お子さんが成長しても、できるだけ長く愛用できるよう、少し広めの収納スペースがある家具を選びましょう。
成長の早いこの時期は、2~3年もするとあっという間に大きくなります。成長段階に合わせて、調整できたり組み合わせたりできる便利な収納ボックスも便利です。
思わぬケガを防ぐための対策
走り回って元気いっぱいの幼児期は、いつどこでケガをしてしまうか予測がつきません。
思わぬケガの予防対策としては、角の丸くなっている家具を選ぶ、ぶつかっても衝撃を吸収してくれるコーナーガードの使用をおすすめします。
幼児期のお部屋におすすめなクッションフロア
青々とした芝生をそのまま再現したクッションフロア。お部屋にいながらも、アウトドア気分を味わえる、遊び心あふれるデザインです。
自然を感じられリラックス効果がある緑は、幼児期の明るい子供部屋にぴったりのカラー。
(申し訳ございません。こちらの柄は、2023年2月に廃盤になりました)
子供部屋の大きな模様替えは、小学校入学にあわせるのがベスト!
小学校に入学するタイミングは、子ども部屋の大きな模様替えに最適です。
これから本格的に始まる学習のための勉強机や椅子、一人寝用のベッドも必要になります。
個人の成長に合わせて徐々に準備してもOK!
小学校に入学する前に、慌てて勉強に最適な子ども部屋を作る必要はありません。
勉強机やベッドなどの大きな家具は、お子さんの成長や生活スタイルに合わせて徐々にそろえていきましょう。
低学年の頃は、お家での学習スタイルがまだ定着していない子が多いものです。
勉強机よりも、親御さんが見守ってあげられお子さんの集中力が上がる、勉強ができる環境作りが大切です。
小学生になったからといって、急に一人寝ができるようになる子は多くはありません。お子さん個人の成長に合わせて、徐々に家具を足していきましょう。
将来をイメージして、長く使える家具を選ぶ
低学年から高学年へと成長する過程で、必要な収納スペースは大きく変わります。
高学年になってからも使えるように、十分な収納スペースがある家具を選びましょう。学習道具や習い事の制服など掛けて収納する物も増えてきます。
お部屋の家具は同じ系統の色でそろえると、お部屋全体のまとまりが出てスッキリします。
さわやかな白い家具は、空間を明るく広く感じさせる視覚的効果があり、どんな色のインテリアとも相性の良い万能カラーです。
しかし、男の子が高学年になった頃には少し子どもっぽく感じてしまうかもしれません。アンティークを思わせるダークブラウンは、落ち着き感があり、お子さんが大きくなっても長く愛用できるカラーです。
カラーがあたえる心理的効果
学習に集中してもらいたいお子さんのお部屋には、クールで落ち着いたイメージがある『青』を取り入れましょう。
青色以外でも、水色や青緑、紺色などの青系の色が集中力・記憶力を高める効果が期待できます。白い家具とパステルブルーのカーテンやラグの組み合わせは、さわやかな女の子のお部屋におすすめです。
小学生のお子様のお部屋におすすめなクッションフロア
高級感と上品さを持っているのに親しみを覚えるお洒落なヘリンボーン柄。ここ数年は特に床や壁材で大人気となっている注目のデザインです。
明るい色合いのヘリンボーンで、子ども部屋を明るくおしゃれに演出します。
恋に受験に忙しい中高生のお部屋は、子どものプライベートと居心地重視
中学生になる頃には、本格的な思春期を迎えます。
親は子どものプライベートを尊重し、いつでも助けてあげられるようにちょっと離れて見守る姿勢が大切です。
今までは親の好みで作られていたお部屋のイメージも、子ども自身の個人の好みが反映されるお部屋へと変わっていきます。お子さんの意見を大切にしながら、一緒に模様替えを楽しみましょう。
新しく家具を購入する際のポイント
中学生以降に新しく家具を購入する際は、お子さんがいつか巣立つことを考えて購入します。数年後には、大学進学や就職で一人暮らしを始めるかもしれません。
一人暮らしになっても使いやすい家具や、家に残されても使い勝手が良い家具を選びましょう。用途に合わせて棚を組み合わせられる家具やシンプルな勉強机は、大人になっても作業机として使えるので便利です。
おしゃれなアンティーク調の家具やブラックアイアンを使用した棚など、どの世代でも取り扱いやすい家具をおすすめします。
カラーがあたえる心理的効果
中学生以降になると学校や遊びで忙しく、1日のほとんどを外で過ごすようになります。
家で過ごす時間は、リラックスをしてのんびり過ごしてもらいたいものです。
しかし、中高生になると親の趣味に合わせたインテリアを飾ることは難しいかもしれません。そんな時は、よく目に入るところに小さめの観葉植物を置かせてもらってはいかがでしょうか。
机の上に置けて、あまり手間のかからないミニ観葉植物や土のいらないエアプランツをインテリアとして飾らせてもらいましょう。ふとした時に目に入る緑で、少しでも心を癒してもらえると嬉しいですね。
中高生のお部屋におすすめなクッションフロア
アンティーク風に傷をつけたり、使い込んだ木材のイメージに近付けた味わいのあるデザインです。
古材のような木目柄のしっとりとした風合いは、空間に落ち着きと重厚感を与えてくれます。
モダンな印象をあたえるアーバンウッドは、落ち着いたおしゃれなお部屋つくりに最適です。
クッションフロアでイメチェン!子ども部屋の模様替えは成長のタイミングで
今回は、おうち時間でも手軽にできる『脳と心をはぐくむ子供部屋作り』のコツをご紹介しました。
心理的効果が期待できるアロマの香りとインテリアカラーを、いつもの暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
子ども部屋の模様替えは、お子さんの入学や個人の成長過程に合わせたタイミングでおこなうのがベストです。
床を変えるだけでも、お部屋のイメージはガラッと変わります。
女性でも簡単なDIYで模様替えが楽しめるラグリエの「デザインフロアマット」から、ぜひお気に入りの一枚を見つけてみてくださいね。
\デザインいろいろ!貼り付け簡単!/
参考文献
いちばん詳しくて、わかりやすい!アロマテラピーの教科書
著者/編集: 和田文緒
出版社: 新星出版社
発売日: 2008年09月
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蘭さや
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